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前提論 


STRUOの作りの「前提」になるパーツ。
「前提」というのは、設計時にそれを基準にして
あらゆる情報を構築していくもの。
「前提」さえ決まれば、すべてが決まると言っても良い。

このパーツの名は通称「バサミ」。

鞄を使用する際に負荷がかかる「根革」になるもの。
鞄に「強度」を持たせるための「厚み」を有している。

この「厚み」を1枚で作るのか、2枚貼りあわせて縫って作るのか。
たったこれだけのことが、
仕入れの全体系に関わる分岐点になっている。
また、メニューの構成に対しての制約にもなっている。

「作りやすい、保ちやすい、替えやすい」
つまりコストをかさませない象徴的なパーツでもある。
作り手にも使い手にもメリットがある。

ただし、厚い革はその厚みの分だけ革の金額が高いなど、
いいことばかりでもない。厚いということは、重さが問題になるし、
万能性の高い部位を取り除いて残った部分の処理案が必要になる。

その辺はアイデアと個性と地道な作業で解消する。

自分としては一枚革の適度な厚みを感じられるベルトや根革が、
理想とする商品のために捨てきれなかった。

縫い目を持っているパーツはいつかは寿命が来るし、
適度な厚みを持つ一枚革は最も強度があり、安心感・信頼感を生む。

素材としての可能性を残せるというのも、1枚革の魅力。


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category: 前提論

Posted on 2014/06/03 Tue. 12:33  edit  |  tb: 0   cm: 0  

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