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寸法と寸法の間に 

ファーストサンプル
008_convert_20110625125906.jpg
2度目の本番制作(成功する確信の中でつくったもの)
020_convert_20110809164229.jpg

サンプルを作るときは、
いかに不安を取り払うかという心理がある。
ゲージや型紙をあてずに、
ただ切り出すことは不安でたまらないともいえる。

モノとしての完成度を上げるには、
本当に繊細な調整作業が必要で、
目に飛び込んでくるときの自然感が重要だったり、
作りやすさのために寸法の狂いを是正することだったりで、
絶えず流動的に関係をいじる。
取っ手の位置を1センチずらすとか、
ポケットの寸法を2センチ大きくするとか。

そのため、
必然的に細く切り出した端革などが無数に生まれる。
僕は元来こうしたくずが出ることを本当に大事にしている。
なぜならば、それが大きな失敗をせずに、
寸法を決められた証だからだ。
予測より小さく切ってしまったものは、
もう一度パーツそのものを切り直さなければいけないが、
多少大きく切っておいたものは、
若干落とせば使える。

こういう作業をするときは、
ある程度の成功を収めようとしているときだ。

最近は相当減ったけど、不謹慎ながら
カバンを丸ごと捨てなければならないことだって
不思議ではなかった。2本目を作るのに、
何の参考資料にもならないという理由で。
初期段階で全体の狙いをはっきりとさせ、
次に生かせる部分をどれだけイメージ出来るかという
シュミレーションに比重を置くようになってから、
無駄なサンプルが減ったように思う。

また、僕がモノにおける自然感を意識したのは、
割とベーシックな鞄にポケットをつけようとしていて、
なんとなくこのぐらいという大きさでつけたものが、
余りにも陳腐なバランスに見えてしまったことで、
モノにおける要素間の関係を、
自然な関係で満たすことには
調整作業が不可欠だと感じた実体験に基づく。

モノが成功を収めようとしているとき、
必要なのは寸法と寸法の間の関係性や、
視覚的な強度予測などに裏付けられた、
作り手の自信だと思う。

同じゴールが見えていたとしても、
そのアプローチのメンタリティで、
モノが全く別物に見えてしまう。

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Posted on 2011/09/03 Sat. 20:21  edit  |  tb: 0   cm: 0  

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