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前提論 


STRUOの作りの「前提」になるパーツ。
「前提」というのは、設計時にそれを基準にして
あらゆる情報を構築していくもの。
「前提」さえ決まれば、すべてが決まると言っても良い。

このパーツの名は通称「バサミ」。

鞄を使用する際に負荷がかかる「根革」になるもの。
鞄に「強度」を持たせるための「厚み」を有している。

この「厚み」を1枚で作るのか、2枚貼りあわせて縫って作るのか。
たったこれだけのことが、
仕入れの全体系に関わる分岐点になっている。
また、メニューの構成に対しての制約にもなっている。

「作りやすい、保ちやすい、替えやすい」
つまりコストをかさませない象徴的なパーツでもある。
作り手にも使い手にもメリットがある。

ただし、厚い革はその厚みの分だけ革の金額が高いなど、
いいことばかりでもない。厚いということは、重さが問題になるし、
万能性の高い部位を取り除いて残った部分の処理案が必要になる。

その辺はアイデアと個性と地道な作業で解消する。

自分としては一枚革の適度な厚みを感じられるベルトや根革が、
理想とする商品のために捨てきれなかった。

縫い目を持っているパーツはいつかは寿命が来るし、
適度な厚みを持つ一枚革は最も強度があり、安心感・信頼感を生む。

素材としての可能性を残せるというのも、1枚革の魅力。


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category: 前提論

Posted on 2014/06/03 Tue. 12:33  edit  |  tb: 0   cm: 0  

作りの前提 

001_convert_20110602095029.jpg
作りの前提条件の一つに、
「手縫いタッチのミシン製作」というのがSTRUOの特徴だと思う。
これは、意図的に選択したものであるのだが、
最近に至るまで、情報を構築する際の良い制約になっていると感じる。

縫製人としては、正直出来ないことも多い。
本当に縫製経験者として考えて良いのか疑問に思う。
逆に、できないことが多すぎるがために利用されずに済んだ面もある。

ただ、手作りの「味」を出すには効果的だ。
人間が機材を操る上で起こる程よいブレやズレも、
「味」として見れる良さがある。

同じ機材を使って作っていたら、
どんなに熟練の縫製人でも、
大差が生まれないほど、
機械自体の精度には限界がある。

ないモノをねだるよりも、あるものに誇りを持ち、
その技術をいかに拡張していくかという考え方だった。

「この作りじゃだめだな・・・」
とメーカーを離れる前にとある女性に言われたことも大きかった。
熟練していたつもりでも、
純粋に「縫製」の領域で語られたら子供のようなもの。
そこから生き残るために過去を否定するのではなく、
前に推し進める方法を模索していく。
僅かにでも抱える強みを磨き、
より真似のできない領域に到達させる方が自分らしい。

太い糸で縫うことは、
自分がこの仕事に魅了されたルーツ。
手作りの世界に触れた時に良いなと思った要因でもあるので、
これは残したかった。

太い糸を手作りの世界の未熟さの象徴にするのではなく、
この縫製で、手作りで、高級路線を目指すことが価値に繋がる。



category: 前提論

Posted on 2014/04/29 Tue. 19:26  edit  |  tb: 0   cm: 0  

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